■やる夫・シッダールタが目覚めた人になるようです 第六話 「破戒」
429 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/25(土) 23:41:18.80 ID:8lSRmvQo

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 紀元前のインドで、やる夫が「目覚めた人」と呼ばれるまでの過程をざっくりと描く短編です。

 この作品の内容はおもに、真宗大谷派宗務所出版部「大乗の仏道――仏教概要――」に準拠しています。
 底本そのものは教師(=専門の僧侶)養成のための教科書ですので、定説は十分に記述されておりますが、
物語としての面白さや分かりやすさを優先し、趣旨を歪めない程度に省略した部分が多く存在します。
 また筆者も僧籍こそあれ、釈迦について詳細な研究をしたと言えるほどの知識はありません。
 指摘や補足などがあれば歓迎です。

 議論も構いませんが、行われる際は「宗論は どちらが負けても 釈迦の恥」といった諺にあります通り、
論点を明確に、釈迦の顔に泥を塗らない程度の節度と慎みを持ってお願いします。


     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \                                   /:::、::::::、::::::、::::/::::jL、
   |    ( ●)(●   ちなみに俺たちは補足解説を担当する。      /:::/::/\:::\:::辻-く仁、
   |      (__人__)                                 i::::i::/__  ` ー ミ _∧ ニ/{
.   |        ノ        やらない夫と……               l::::レ.ァニ、ヽ   ィニ、ヘ_ノレ'
    |      ∩ ノ ⊃                                    ゙:」 ´込ソ  .  込ソ i::/
  /     ./ _ノ                     カナなのかしらー!   /∧  ̄ r==┐ ̄ ∧ヽ
  (.  \ / ./_ノ │                             , --、 {!`ーヽ.   、___ノ  メー' i}、
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・まとめサイト
 「それにつけても金のほしさよ」

 神速で名高い、それ金さまにまとめて頂けました。心よりの感謝を。
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430 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/25(土) 23:44:06.12 ID:8lSRmvQo





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   ―― 短編連作 『 やる夫・シッダールタが 目覚めた人になるようです 』 ――

                                         「 第六話 破戒 」





431 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/25(土) 23:44:37.50 ID:8lSRmvQo




          精神を高める三昧(=禅)の修行に見切りをつけ、



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                  r´、___∩∩__,  /
                 \__ ´人 ` _ノ
                    |   ̄   ̄  |
                 ,-'"     ,--、  "ー-、
                  /  ー――ヽ  `      〉
                \____,` -――一'





432 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/25(土) 23:47:56.54 ID:8lSRmvQo




     肉体に苦痛を与えることで精神の自由を得ると言われる苦行の生活に入ったやる夫。




                       _____
        ,..-‐-、__       / ヽ   /  \
       /       ヽ    // ,.-、ヽ  ' /,..-、 ヽ
      /  '´`ー―-イ    /  ヽゞ-' ノ   ヽゞ-' ノ ヽ
     . / ./ ̄ \   }  ./:::::::⌒ i´  人  `i ⌒::::::::::ヽ
     / ', -、   \.ノ―、|      `‐‐'  `--'       |    よっし、苦行どんとこいだお!!
    . / /   \    ヽ   l|       |-‐┬‐-|         |
   /   ヽ   \  /  l \     ヽ___/       /
  ./     入   .}‐〈   } __\              /
  /       <  _,イ__,-`ー ':.:.:.:.:.:.:.ヽ`ー―‐.、    .,..-‐‐ト、
  \      ̄ /|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\  /:.:.:.:.:.:l:.:.\
   `ー――‐ '   |:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ':.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.ヽ





433 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/25(土) 23:48:52.62 ID:8lSRmvQo












                        しかし――












434 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/25(土) 23:49:22.20 ID:8lSRmvQo




      6年にわたる(※)苦行は、やる夫の命を蝕み、今まさに喰らい尽くそうとしていた――



                        ___
                     / ノ 三 ヽ\
                   /( ○)三(○)\
                   | ヽ (__人__) / |   ァ、ァ……
                   |  〉 イェェェト 〈 |
                     \_ `ー'´ _/
                   /        |
                 (_)| ・   ・ ||
                 l⌒ヽΞ   Ξ/| |
                 | |\_(;;U;;;)_ ̄))
                (_)      //
                       ( _)


                    ……前回、苦行年数5年と致しましたがミスでした。お詫びして訂正いたします。





435 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/25(土) 23:49:56.86 ID:8lSRmvQo




















                  い     し       き  、     が




















436 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/25(土) 23:51:03.14 ID:8lSRmvQo






























437 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/25(土) 23:52:16.11 ID:8lSRmvQo



                       , ___ ,
                     ;/ ノ 三 ヽ\;
                   ;/(ー)三( ○)\;
                   ;| ヽ (__人__) u/ |;  ……ハッ!
                   ;| J 〉 イェェェト 〈 u|;
                     ;\_ `ー'´ _/;
                   ;/        |;
                ;(_)| ・   ・ | |;
                 ;l⌒ヽΞ   Ξ/| |;
                 ;| |\_(;;U;;;)_ ̄));
                ;(_);     ;//;
                       ;( _);


      だ、断続的に意識が途切れてるお。 目の前も歪んで、思考も……

     ヤベぇお、このままじゃ間違いなく衰弱死するお……食べ物、食べ物を……っ





438 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/25(土) 23:55:48.44 ID:8lSRmvQo




       ……っ、体、が……言うこと、聞いてくれねぇお……



                       , ___ ,
                     ;/ ノ 三 ヽ\;
                   ;/(  )三(   )\;
                   ;| ヽ (__人__) u/ |;
                   ;| J 〉 イェェェト 〈 u|;
                     ;\_ `ー'´ _/;
                   ;/        |;
                ;(_)| ・   ・ | |;
                 ;l⌒ヽΞ   Ξ/| |;
                 ;| |\_(;;U;;;)_ ̄));
                ;(_);     ;//;
                       ;( _);





439 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/25(土) 23:57:46.04 ID:8lSRmvQo












       もしかして、やる夫はここで、何も為せないまま朽ち果てるのかお……?












440 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/25(土) 23:58:38.68 ID:8lSRmvQo






























441 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/25(土) 23:59:52.47 ID:8lSRmvQo




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      _ニ=―――===ニニニ二二二二二二二_
   く ̄\/\/ /ヽ  \  \/ /  /   \ /  ` >
   丶  丶 /  /   >  ヽ  ヽ /  / \   \  /   ヽ
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    /ヽ_ニ==――――――――――――--==ニ二 /ヽ ヽ
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      '   |W レ-‐――レ 、 _ リ    レ ソリ ,. -―レ‐-、レリ |  | ヽl
      ',  | く  fつ ;;;c  lヽ        /f○    Y ヽ、 |  |
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    - 、   ', |               |            / |   ,.く
       ` ‐ | |             |            / | / |
     ,. -‐ '´  、                         イ | ´ | |
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442 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:04:12.24 ID:eHywfGAo




         っっ!! だ、ダメだお……それだけはダメだお――ッッ!!!



                       , ___ ,
                     ;/ ノ 三 ヽ\;
                   ;/(ー)三( ○)\;
                   ;| ヽ (__人__) #/ |;
                   ;| J 〉 イェェェト 〈 u|;
                     ;\_ `ー'´ _/;
                   ;/        |;
                ;(_)| ・   ・ | |;
                 ;l⌒ヽΞ   Ξ/| |;
                 ;| |\_(;;U;;;)_ ̄));
                ;(_);     ;//;
                       ;( _);


      ヤショダラに誓ったんだおッ!! ラーフラだって捨てて、父上も母上も嘆かせて――





443 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:05:07.91 ID:eHywfGAo




          このまま諦めたら、何のための出家だおッッ!!



                       , ___ ,
                     ;/ ノ 三 ヽ\;
                   ;/(ー)三( ○)\;
                   ;| ヽ (__人__) #/ |; グ、ギギギ……!!
                   ;| J 〉 |HH|  〈,u/;
                     ;\_ ´ ̄` _/;
                   ;/        |;
                ;(_)| ・   ・ | |;
                 ;l⌒ヽΞ   Ξ/| |;
                 ;| |\_(;;U;;;)_ ̄));
                ;(_);     ;//;
                       ;( _);


    やる夫の体――!! この苦行にも耐え抜いてくれたやる夫の体!!


                 頼む、動け、動け――





444 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:06:26.71 ID:eHywfGAo





                       , ___ ,
                     ;/ ノ 三 ヽ\;
                   ;/(○)三( ○)\;
                   ;| ヽ (__人__) #/ |;
                   ;| J 〉 |HH|  〈,u/;
                     ;\_ ´ ̄` _/;
                   ;/        |;
                    ;/ /| ・   ・ | |;   グググ…
                    ;(_;|、Ξ   ,Ξ/| |;
                      ;/  (;;U;;;)_ ̄));
                  ;/ /    ;//;
                ;(_);   ;( _);


                 動いてくれお――ッッ!!





445 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:08:03.91 ID:eHywfGAo




                    |!  il
                       il__il_ il   フ…ッ
                     / ノ 三 ヽ\il
                  il/( >)三(<)\il
                   | ヽ (__人__) u/ |
                   | J 〉 イェェェト 〈 u|
                     \_ `ー'´ _/
                  il/          |il
                 (_)| ・   ・ ||
                 l⌒ヽΞ   Ξ/| |、il
                 | |\_(;;U;;;)_ ̄))  ドサッ!!
                (_)      //
                       ( _)


                  っ! ぅぐ……!





446 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:08:43.33 ID:eHywfGAo




      な、んでだお…… 力、入れてるんだお。

           歯を食いしばって、全霊を込めて、死に物狂いになってるんだお……!



                       , ___ ,
                     ;/ ノ 三 ヽ\;
                   ;/(ー)三( ○)\;
                   ;| ヽ (__人__) #/ |;
                   ;| J 〉 |HH|  〈,u/;
                     ;\_ ´ ̄` _/;
                   ;/        |;
                ;(_)| ・   ・ | |;
                 ;l⌒ヽΞ   Ξ/| |;
                 ;| |\_(;;U;;;)_ ̄));
                ;(_);     ;//;
                       ;( _);


        頼むお……頼むお……まだ、まだ死ぬわけにはいかないんだお……





447 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:09:11.17 ID:eHywfGAo




         頼む、頼む……頼むお……



                       , ___ ,
                     ;/ ノ 三 ヽ\;
                   ;/(○)三( ○。\; ポロポロ…
                   ;| ヽU(__人__) | u |;
                   ;| J 〉 |HH|, J〈u/;
                     ;\_ ´ ̄` _/;
                   ;/        |;  ガタガタ…
                ;(_)| ・   ・ | |;
                 ;l⌒ヽΞ   Ξ/| |;
                 ;| |\_(;;U;;;)_ ̄));
                ;(_);     ;//;
                       ;( _);


          頼む……嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だお……!


                 死にたくないお……まだ死にたくないんだおっ! やだ、やだお……っ!


               た、助けて、誰か、誰か助けてくれお――





452 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 00:15:26.44 ID:xKQ02cE0

悟る前に死にそう





450 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 00:12:32.69 ID:a1/vTLEo

今回は鬼気迫るものがあるな・・・





448 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:10:38.63 ID:eHywfGAo






























449 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:12:20.88 ID:eHywfGAo




       ヤ   シ ョ   ダ       ラ  、




          /: : : : : : : : : : : : : : : : : : ://,、-‐┴┴: : : : : : : : ヽ: ,、 '": : :/
.         /: : : : : : : : : : : : : : : : : :,、 '": : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : /
        /: : : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : 'く
        ,': : : : : : : : : : : : : : :./: : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : ',
          i: : : : : : : : : : : : : : ,.': : : : : : : :/:.: : :,':.: : :.i: : : : : : : : : :i : : : : : ',
       l: : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : :.:./:.:.:.:. :i:.:. :.:.:l:.:.:.: : : ,':.: : :.l: : :.!: : :.i
.       l: : : : : : : : : : : : : ,': : : : : : :.:./:.:.l:.:i:.:.l:.:.i :./l:.:.:.: : /: : : : l:. : :l :.i: :l
       l: : : : : : : : : : : : : i: : : : : : :.:/ハ:lヽl、:l:.:.:l/ l:.i:./:.ハ:.: :./:.:.i:.:l:. :l: l
.      !: : : : : : : : : : : : :.l:: : : : : :.:.,':l  '" ̄リ ̄ハヽlル'l/  l: :/ l:.:,':.:l:.:/l:.l
      l: : : : : : : : : : : : : l: : : : : : ::l: l. r r─==、ヽ    '⌒>:.l/l:.:.l:/ l:,'
.      ,': : : : : : : : : : : : ::i::: : : : : :::i: l ヽヽ::::::ノ_     /=、/:/l lル' ,','
     /: : : : : : : : : : : : :/l:::: : : : :.:::l: l           l::://イ:.l   〃
.    /: : : : : : : : : : : : :/::l::::: : : : :i:::l: l          . :ヽ,': :l: l  /
    /: : : : : : : : : : : : :/:::::l::::::: : : :.l:::l: l         . : : :〉: l l
.   /: : : : : : : : : : : :::/::::::/::ハ::::: : : ',::',:l       _.._ /: : :l i
  /: : : : : : : : : : : :::/::::::/::/ '::::: : : ヽ-──- .._  ゛/i: : : : l:l
. /: : : : : : : : : : : :::/:::::::/::/_ >'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.く:::::::l: : : : li
./: : : : : : : : : : ::::::/::://::/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:l: : : : l'
: : : : : : : : : : : ::::// /:: //:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ: : : :l




            ご     め       ん       お    ・    ・    ・




.

451 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:15:11.34 ID:eHywfGAo






























453 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:15:54.03 ID:eHywfGAo






























454 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:18:14.62 ID:eHywfGAo












                          ――――ぅ――












455 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:21:08.56 ID:eHywfGAo






    _ニ=―――===ニニニ二二二二二二二_
 く ̄\/\/ /ヽ  \  \/ /  /   \ /  ` >
 丶  丶 /  /   >  ヽ  ヽ /  / \   \  /   ヽ
  丶  Y  / \/ \  \  \  / \ \   \   /  ヽ
  /ヽ_ニ==――――――――――――--==ニ二 /ヽ ヽ
 ,.-‐'´  |  || |レ レ、 |リ  | |    | | |  | || リ| |ソ | | | ト 、  |
    '   |W レ-‐――レ 、 _ リ    レ ソリ ,. -―レ‐-、レリ |  | ヽl
    ',  | く  fつ ;;;c  lヽ        /f○    Y ヽ、 |  |
     '  |   l  :::::: cノ          ;  :::::'''''。ノ  ' | |
     ' , |   ー===          ー――-=シ  | |       
――のぅ……
       ', |                         / |
  - 、   ', |               |            / |   ,.く
     ` ‐ | |             |            / | / |
   ,. -‐ '´  、                         イ | ´ | |
    丶    ヽ 、      ヽ ̄ ̄ ̄ フ     //  〉 | |
     丶    ヽ  、     ` 、__,.  '    , ' /  / \ |
      丶    ヽ | ト 、         , '   /  /
        丶    ヽ| ||    、   , '  | |  /  /
          丶  ヽ ||     ''     | | / /






456 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:22:41.67 ID:eHywfGAo




                        |       ハッ
                        |   /
                        ___   /
                     / ノ 三 ヽ\  __
                   /( ○)三(ー)\
                   | ヽ (__人__) / |
                   |  〉 イェェェト 〈 ,|
                     \_ `ー'´ _/
                   /        |
                 (_)| ・   ・ ||
                 l⌒ヽΞ   Ξ/| |
                 | |\_(;;U;;;)_ ̄))
                (_)      //
                       ( _)


              ヤショダラ――? 迎え、に……?





457 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:24:47.31 ID:eHywfGAo




     /  /  , '   /    jヽヽノ,ハ::.:..   ヽ ヽ  丶  `、
   /   , '   /    ,'   .,' ノ      V::.   !  ',.   !  i
   ,'   /    / ,'  .;   /|│       i:ハ、  |、  i   i:..  !  あのぅ……?
  ,   /   ,'  .!   i.  / i_レ′  `ー||、_j_Lj. -:|   ヽ:. :|
  ! ,.イ  i .;  l   ハ__,レ'´|!       リ  ! j ヽ :!   : :: |
  |./ !j  :! i  l  「´  _j_     ,.ィニjノ、 ヽ:|:: .:.! !::.│
  リ  jハ :i .! i. i  | ,ィ´ハヘ       {1 Jヽ\V:.:. .::i. |ヽハ   あのぅ……起きてらっしゃいますか!?
  {   i ヽ:i jハ. i. l /´{. しノ j        ゝ`´ソ ´j::.:. .::i | i:ヘ
      ゝ ゞ. |  ヾ ハ  `二ニ′     ー`一'   l::.:.:..:,'. ! i: ヘ
          ヽ!   Vハ        ′        l.:,'::.:/ │::.ヽ ヽ
       / . ' /´l. 丶      γ⌒ヽ      / ..:.:/:..丶: \!
      / .' , ' ,ゝjL i !\     ヽ⌒ノ   , イ.: .:::/:.:、::、 ::.、. \
    _/,.ィ´_;.イ \!`「|¨ ‐ ニー-  ̄  _, イ'´.::.::.,:-f´ ̄ ̄`丶、_,ゝ-ヽ
     ̄ | ̄  i   ヽ、\  ` ー一' ¨ /´`ヽ/  i       \
      |    ゝ!  ゝ.\ `丶、  ,. -ー/´`ヽ//  ,ノ          ヽ
     │    ノ     i\` - ._ヽ/  /   // /         ハ

               【 スジャータ 】


                  あ、れ……?





458 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:25:25.75 ID:eHywfGAo




 ,);; ) ,;;;;ソ ,::; )::::::::)                      ´  ゞヾゞ;ゞ {; lゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;::
);:;;;|ヾ, ,;;;::::;;;;;;;:)-''"                    `   ゞヾ;ゞ;\ゞ;ゞ  |iiiii;;;;;:
ヽ_ | |l | レ'"                        '        ゞヾゞ;ゞ  |iiiii;;;;::
\_)) ! :||                            ヾ;ゞゞヾ;ゞゞ |iiiiii;;;;:
  | l| l :|                      ´                |iiiiii;;;;;
  | !  i l|                        '        ´           |iiiiiii;;;;
  | |l l ト、                                     |iii;;iiiii;;
iwノ,,、l,いiへ,wi,、,,、,.、、,、,.,,、,、、iiw.、、,,、,.,,,、,.、、 iiw,,、,.、、.、、,,、,.,,,、,.、、iiw,,、,.、、,,,wノiiwiiiii;
:;;';';...;..;:..:;,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:   :;.,;:.;.:,;.:.:..   .;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:.,.,;:..;.;..;...;..;:.,.,:;.;.;..;..;:..,:;.:,; .:.::;.:.;.;.;
;.;;.;..;..;:. ...:,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..:  .:.:;:.   .:;.,;:.;.:,;;.:,;.:..;.;..;..;:.,.,:;.:.::;.:.;.;.;..; ..;:.,.,:;.  :,;.:.::;.:. ;,:.
  ;..;..;:..:;.,;:.;.:,;.:     ,..::;.:.;.;.;..;..;:.,.,;..;.::;.:.;.;.;..:;.;.;;..;..;:..:        ,;:.;.:,;.;.;..;:.,.,:.   ..:;.
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:;;';';..;..;:.,.,:;.;.;..;..;:..,:;.:,; .:.::;.:.;.;.;..;..;:..:;,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..:;.,;:.;.:,;.:.:..   .;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:.,.,;:..;.;..;..
'""゙'"''"゙'""゙'"゙'""゙'"''"゙'""゙'""゙'""""゙'""゙'""゙""゙'"''"゙'""゙'""""゙ '""""゙'""゙゙'""゙''"''"
─‐= ― _    ̄ ̄ ̄  __  - ニ    ――   _    ̄ ̄  __

――  __    ̄ ̄  __     ―   ̄ ̄ __  -   ニ     ─

   ̄ ̄   二 ─   = ─二 ─ニ─‐  ̄_  __ ̄    ─  ̄ _   _


    ああ、そうだお。 ここはネーランジャー川(尼連禅河)のほとりで――





459 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:26:58.93 ID:eHywfGAo




       やる夫は、今、死にかけてたんだお……

                  _ _ _,.... __
              ,.-‐' "´ヽ::::::y'´    ミヽ、
             /.:.:.:.:::::::::::::::'´::::::::::::::::::::::.::ヽ\
           /.:./.:.:/.:.:/.:.:::::ト、:.ヽ:.ヽ:.ヽ.:.:ヽ:ヽ
             //:.:./.:.:/./:N:|ヽ!|il:.:ヽヽ:ヽ::l:.::.::i::::',
          ///:.:/:.:.:.:./:イ.::|l|:f´ ̄|::Y:i::|!:.:!.|.:.:.:.|:.:.:.!           シャモン
            ///.:./:/;イ:/:::lj;:ムH!  ィ:ll什ト、j:|.:.:.:.|::.:.:l    あ、あの、沙門さま、あまりに酷いお姿です……
        //!:!:././/::!:l:イ| 」⊥ヽu |lj抂ェ」|`!..:.!:ト、:.l
          〃 |:|:i:.:.l:i:.:.|:.l:.:レぅ⌒f   !´ヒ'  lヽ!.:.l.:| ヽ:.l
        ! ∥!|:.:i:l.i.:ト:l.:iハ..::::j_     L::::ノ |:.:|:.|  \
          l lヽ从ト:! い、 ¨´   ,    ,i  |.:.l.:.|、,__ \
           ! >ヘヽヽノ:ト、     、つ   u/|.::|i:.|;;i;;i`ー‐ヘ    私、樹の精霊さまに乳粥を供養(※)に来たんですが、
           /ヽ-‐7´/;;イ:::>..,._   ,.イ::::::|.::|l:リ^介r、;;_j;;;;\
         /;;;/ノ;rくハ二__ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__コニミ{ノ:/ノ,リ`´`'ーヘ
         /;;;;ィ"~^ヽ`ミミ片__ ̄`' ̄`' ̄″|:..:`Y彡'″         思わず樹の精霊さまと見間違えてしまうほどで……
        ´"´     >'-ニ_ `'´ ̄`' ̄`' ̄`゚ヒ'ー-ト、
            /     弋ー--t--ァ-ー¬´「lY   ヽ、
           /         ヽ::.::.:У::.::.;:-┤j !|     \
         /   ヽ /     ヽ::/::.::./´ r'⌒ヽヘ      ヽ                  ……供え物をすること


                んなこたぁ分かってるお、見なくてもガリガリの枯れ木みたいな姿だって分かるお。





460 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:27:33.62 ID:eHywfGAo

         -ー<、::::::::::´::::::::::::::::::::::::\::::\
      /ヽ-、::::::::___::::::::::::::::}`ヽ:::::::|ヽ::::ヽ
     , イ , ィ7 /:::/__  _ `ヽ::::::::|  l \|  \ハ
   /:/::::::/ ///::::::::::::::::\ \:|  !\   ト、  }
  /:::::/::::::/  /:::::∧;イ::::::::::::::\   |::::::\ }:::\ト、
  /::::/:::::::/!/!::!:::/||  |::::::::|:::::::::::ヽ_ノ!:::::::!:::ト、::::、:::\    それで、その、今は手元にこの乳粥しか無いのですが、
 ´|:::ハ:l:::::|::|:::::|::|:::| ||  {ヾ:ート、!:__::ヽ|::::: l::::| ヽ:::}::::::ヽ
.  |/ lハ:::!:ハ::::|ハ:丁「   \:::ヽ \:::::::ハ :::: l::::|   ∨::::::::::',
.    |:::|::リ |::::|! 〉lィぅテk、 \{ア乏テテ|:::::::l::::|   \::::::::::}      貴方さまさえよろしければ、供養させて頂けないかと……
    从ル' \!/小 ゞ ┘    ゞー'″ !::::: l::::ト、,、_ ヽ::::/
        / |ハ   ノ   u   U |:::::::l::::ト、  `゙´\
       /`゙´|:::::l\ ,―-、  j  ,イ::::::/::::l >- 、 _, >
        ̄´"ハ:::|ィヘ`ー‐'  , イ´_,/:::/:::::∧/ ̄/:/
           〈ヽ辷__,>彳/´ /::::::::::://  ̄ ̄ ヽ
        ‐─┴==ー ̄-、 /{ゝ、_ノ{        \
       〈        .....:.:.:.〉__ノ、_ノ}  /        ヽ
         〉       .:.:.:.::〈´ /    / /   /      ',
      r‐/        〃 .:.∨    /    /        }
     / ̄ヽ /,,,        .:..::}   /   /          l


                      おおぅ……乳粥、かお……こりゃ困ったお……





461 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:30:45.61 ID:eHywfGAo

━━[やらない夫よりの補足解説]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  このやる夫のためらいには理由がある。

  当時のインドの出家者、修行者には、厳格な食の戒律が存在した。

  当然ながら肉や魚はアウト。どころか、植物を殺すために植物の根さえアウトという場合もあった。
  食べられるのは穀類や葉など、ごくごく少数の食品のみという究極のベジタリアンぶりだ。

  無論、卵や乳などの動物由来の食品も認められていないわけで。

  ――乳粥を食べる、ということは戒を破ることを意味したんだな、当時の常識的に考えて。


                                                  /7
                                                    //
                                                //
                                          __    //
                                   .    /ノ ヽ\ .//
                                   .   / (●)(●〉/
                                     l    (__人_,//l
                             まぁ、豆知識だ。   |    `⌒// ノ
                                      l       // ./
                                   .   ヽ r-‐''7/)/
                                       / と'_{'´ヽ
                                       /  _.、__〉 ト,
                                       {  、__}  |.i
                                       ヽ _,.フ  .|.|

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





465 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 00:33:53.74 ID:xKQ02cE0

悟る前に栄養失調で倒れそうな戒律だなww


>>465
現代でも苦行・禁欲のきついジャイナ教の出家者はこれに近いですし、
欧米の極端なベジタリアンもそんな具合なので……
割と人間、簡単には死んだり倒れたりしないようです。





471 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 00:38:32.77 ID:q3IioK.0

人間は飢餓には恐ろしく強い構造らしいしねえ
最終手段のタンパク質分解でも生命維持に重要でない部分から分解する





462 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:33:27.77 ID:eHywfGAo




         どうするお――



                        ___
                     / ノ 三 ヽ\
                   /( ○)三(○)\
                   | ヽ (__人__) / |
                   |  〉 イェェェト 〈 |
                     \_ `ー'´ _/
                   /        |
                 (_)| ・   ・ ||
                 l⌒ヽΞ   Ξ/| |
                 | |\_(;;U;;;)_ ̄))
                (_)      //
                       ( _)


        食べなければ死、食べれば破戒――





466 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:34:21.67 ID:eHywfGAo










                いや、待つお――?










468 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:36:12.29 ID:eHywfGAo




:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


                         ____
                 ―― [] ] /      三\
                | l ̄ | | . 三     \ 三/
                |_| 匚. | 三  .   ( ○) (○)'
                   | |  三  u   (__人__)  |
                    |_|   三    .  ` ⌒´ /
              [] [] ,-    r⌒ヽ  rヽ,  }
                //   三    i/ | ノヽ
              匚/     三   三   /    )≡
                      三  三  /   /≡
                    ニ三   ./   /
                   二≡、__./    /、⌒)
                   三          \  ̄
                 三     /\    \
                 三     /ニ ヽ 三   三
                三    /  ニ_二__/
                三  ./
              ≡  /
              ≡ /
             三_ノ


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    そもそも、やる夫が出家したのは“苦からの脱却”の方法を知るためであって、

                          “ただひたすらに苦行をするため”じゃねーんだお。




469 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:37:06.62 ID:eHywfGAo




    肉体を痛めつけ、精神を自由にして苦からの脱却を測ってみたけれど、

  さっきまでやる夫がとんでもなく弱気になってたみたいに、むしろ肉体が弱ると精神も弱るお。



                        ___
                     / ノ 三 ヽ\
                   /( ○)三(○)\
                   | ヽ (__人__) / |
                   |  〉 イェェェト 〈 |
                     \_ `ー'´ _/
                   /        |
                 (_)| ・   ・ ||
                 l⌒ヽΞ   Ξ/| |
                 | |\_(;;U;;;)_ ̄))
                (_)      //
                       ( _)


   つまりそれは、肉体を痛めつけても精神は自由になったりしねー、って結論そのものじゃねーかお。


       となれば――もう苦行に執着する必要なんて、どこにあるのか分かんねーお。





475 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 00:40:57.55 ID:xKQ02cE0

この状態に到ってまで尚も苦行を行おうとするのは超ドMだけだなww





472 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:38:50.12 ID:eHywfGAo




                                           ,.へ
            ___                             ム  i
           「 ヒ_i〉                            ゝ 〈
           ト ノ                           iニ(()
           i  {              ____           |  ヽ
           i  i           /__,  , ‐-\           i   }
           |   i         /(●)   ( ● )\       {、  λ
           ト-┤.      /    (__人__)    \    ,ノ  ̄ ,!
           i   ゝ、_     |     ´ ̄`       | ,. '´ハ   ,!
          . ヽ、    `` 、,__\              /" \  ヽ/
             \ノ ノ   ハ ̄r/:::r―--―/::7   ノ    /
                 ヽ.      ヽ::〈; . '::. :' |::/   /   ,. "
                  `ー 、    \ヽ::. ;:::|/     r'"
               / ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ
               | 答 |     健康はとっても大事      │|
               \_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ




                これに気付くのに6年、6年かお……





473 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:39:23.10 ID:eHywfGAo




        ――苦行、やめるかお。



                        ___
                     / ノ 三 ヽ\  ニコ
                   /( ⌒)三(⌒)\
                   | ヽ (__人__) / |    ありがてーお。
                   |  〉 イェェェト 〈 |
                     \_ `ー'´ _/        乳粥、頂くお。
                   /        |
                 (_)| ・   ・ ||
                 l⌒ヽΞ   Ξ/| |
                 | |\_(;;U;;;)_ ̄))
                (_)      //
                       ( _)


     やる夫の口から、その言葉が自然に出た。


            ……ふっと全身から余計な憑き物が抜け、辺りの景色が鮮やかになった気がした。





470 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 00:38:03.05 ID:P.PfBZko

スジャータ、スジャータ♪





520 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 01:46:14.53 ID:xKQ02cE0

自分が後世に「褐色の恋人」の二つ名で呼ばれる事になるとは
まさか乳粥をくれた娘さんも思わなかったろうなあ・・・


>>520
お釈迦様でもご存じあるめぇ!





474 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:40:21.43 ID:eHywfGAo




         -ー<、::::::::::´::::::::::::::::::::::::\::::\
      /ヽ-、::::::::___::::::::::::::::}`ヽ:::::::|ヽ::::ヽ
     , イ , ィ7 /:::/__  _ `ヽ::::::::|  l \|  \ハ
   /:/::::::/ ///::::::::::::::::\ \:|  !\   ト、  }
  /:::::/::::::/  /:::::∧;イ::::::::::::::\   |::::::\ }:::\ト、
  /::::/:::::::/!/!::!:::/||  |::::::::|:::::::::::ヽ_ノ!:::::::!:::ト、::::、:::\
 ´|:::ハ:l:::::|::|:::::|::|:::| ||  {ヾ:ート、!:__::ヽ|::::: l::::| ヽ:::}::::::ヽ
.  |/ lハ:::!:ハ::::|ハ:丁「   \:::ヽ \:::::::ハ :::: l::::|   ∨::::::::::',
.    |:::|::リ |::::|! 〉lィぅテk、 \{ア乏テテ|:::::::l::::|   \::::::::::}   良かった…… はい、どうぞ。
    从ル' \!/小 ゞ ┘    ゞー'″ !::::: l::::ト、,、_ ヽ::::/
        / |ハ   ノ          |:::::::l::::ト、  `゙´\
       /`゙´|:::::l\  、_,    ,イ::::::/::::l >- 、 _, >
        ̄´"ハ:::|ィヘ     , イ´_,/:::/:::::∧/ ̄/:/
           〈ヽ辷__,>彳/´ /::::::::::://  ̄ ̄ ヽ
        ‐─┴==ー ̄-、 /{ゝ、_ノ{        \
       〈        .....:.:.:.〉__ノ、_ノ}  /        ヽ
         〉       .:.:.:.::〈´ /    / /   /      ',
      r‐/        〃 .:.∨    /    /        }
     / ̄ヽ /,,,        .:..::}   /   /          l


                この、一人の村娘の乳粥供養。





476 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:41:15.21 ID:eHywfGAo












        これにより、やる夫は苦行との決別を果たすことになるが――












477 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:41:47.71 ID:eHywfGAo




           _,. - ―― - . .、
         /´..... : : :___ : :\
          /::.::.::.::./ ´ ___ `ヽ: :ヽ
        /::.::.:/::./ イ´: :: : : : : : `ヽ|:ヽ: !
      /::.::ィ/、:_!: :/:./: |::_::_-‐_ヘノ:l:l
       !::./ ,ト..十:T:ハ: |: : : l::..:.. l: : :|: :ト〉
     |::`メ|::.::.|:..,|:|  l lヽ: : ト、:: |: :|:レ|
      |::.:/| |::.:..|:廾ト、 ヽ \:| ,.斗l-:l:.,1:!
      l.::.L|{1::.:.l:.ト十::テ ー ' イォ:卞l/イ |:|     なんなのよ……
     |:.|:l:Lト!:.:.ト{  ̄    ,   ̄`|:.|:Lj:l
       !:|:l::.::.:l::..ト、    , -、   イ::l:..:イ:!
      lム|:.|::.:ト:..l |\   ´ ̄` /7:/、/ノ′
     /|: 「lト::.:|.ヽ:!  ` ーァ ´}: : j/ : |「ト.
      ハl: l:::l ヽ!: : :ト_- ― <|: :/: : : !!| l
    i  ヽ:.l:::l : : : : l _, ----l: : : : : :l:||  |
     |   ト:ヾヽ : : : l_ノ  ̄ `| : : : : :l:l:l   !
     !   { ヽヾヽ : : l    l : : : : /'/   {
   |   ヽ トヾヽ : :l     !: : : :/':イ  |
    }      V ヽヾヽ: :l fYiソ : : /'/ ハ  |
   | _, --、 }_ヽヾヽ |ljl/: : :/'/ / r‐-  |

            アニャータ
             (阿若)





478 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:44:16.15 ID:eHywfGAo



                 __ __
               /:::::::::::::::ヽ
                _/       ヘ-、
             〈/:::::::::::::::::::::::::::::V/
               /l::::/:::::,'::::::::i:::::l::!:ハ    私たちだって真面目に苦行に付き合ってきたってのに。
               ~|::::l:::::/:::::::::l:::::l::i:!」
             ヽ:{::::{:::::::::/:::/:::リ
             , ィ ト{八::::/リj/V-、        言い出しっぺの王子が真っ先に戒律破り?
             {{ | |  `''   | l }}
             {:',|└─‐‐─┘|//
             {ヘ  ̄ ̄ ̄ ̄ / :}           ふざけんじゃない、って感じよ。
          , -―-ゝヘ  _ノ  {_/ ___
         {   >=入_、____人=<  ヽ
         ヽ 〃   `┴‐┴'´   ヽ   /
          \|   /      ',   | /
            ヾ_ {       }   レ′
            `ーゝ ____」L=‐'


     やる夫と共に、真面目に苦行に励んできた5人は、彼の“変節”を受け入れることができなかった。





479 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:47:59.19 ID:eHywfGAo




 //7ヽ イ : //:_/_.:/ |: :.:|: : ヽ:.:.. : : : : :.. |. l  :.:.:\<二ニ.┬ ´
/イ /イ`:/: :/:l: :/:./`ヽ l: : :ト: : :.:ヽ:.:.:.. : : :.:.l:.:.:|:.:..   :.:ヽーj ノー 二
` /´: : : /: : l:. l /l:/   \ヽ:.| ヽ: : :.ト 、:.:. : :|ヽ_L:.:.:.:.|:...| ドイ ̄:.:|
  L〉: : : l : : |:. |:| |′    ヽヽ  \:.{  \: :イ´l:|:.:. :.:.|:.:.:!:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.l     もういいわ!
  |: : : : :! : : |:. :l{   z三ミ 、、 \   \ /ヽj  }l!:.:. :.:l:.:.:l!.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:l
  {/: : :.:!: : .ハ:. :ト  ´  `ヽ  ´  {ー'r_z三ミ、 |:. :.:/:.:.:ハ:.:l:.:.:.:.:. :.:|:.:.!
 /: /: :.:|: |: :..ヽ:ヽ          i   ´    ` j: : /: : /: }/ハ:.:.:. :.:!:.:.l    護衛の仕事ももう知らない!
./ /: :.:小 :!: :.:.:.:ヽ:\   /⌒ ー--、‐ 、    /://:.イ:.:.:/:.:.:.:.!:.:.: : ト:.:.l
':/!: ::. :.|:ハト: :.:.:.:.:.:ト.ー  /         \i   /イ:.:/´:.:|:.:/:.:.:.:.:.:|:.:.: : | l:.:l
/ | : :.:.:.l:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.l:.:\ {         j   /:/:./:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:l|:.:. : l !:.!  城にも戻れないし、このまま苦行者として生きていきましょ!
! !: : :.:.:|!:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:l´ノ \ー-  ___ノ  .イ:/:./}:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:./|:.:.: :l j:リ
| ,.ゝ---― 7´: \:.ヽ   ` 、 ‐ _ .. .<_:.:.:./:/:.j:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:/ !:.:.:/ //
イ        { : : {  \ヽ      ̄/ ヽ:..:..ヽソ/:.:/:.:./:.:.:.:.:.:.:.:/  j:.:/ /´
       ヽ: :\   `\     {   〉:../´ `7:/- :._:.:./  /´





480 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:48:40.78 ID:eHywfGAo




                                  /:::/:::: /::::::::::::l::::::::|:::::::l:::::::::l:::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::i::::::
                                 /::;イ::::i::::::::::::::| ::::::l|;::::::li;::::::::|、;::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::l:::::
                                 .l::/ l:::::|::::::::::::/!::::::| li::::::lヽ::::::l. ヽ;:::::::::::::::::l::::::::::::::::::::l::::::
                                 |::l | ::::|::::::::-i-L;;_l .|!i:::::l ヽ::::l  ヽ、__;;;;::::| :::::::::::::::::l::::
                                 |:! .|::::::l::__;;;|_ l:::l`ヽヽ;:::l ヾ;レ‐'''゙゙´\ :::::| ::::::::::::::::l:::::
                                 l!  .|:::/ ___ノ,ィ'ト|''=ミ、 ヾ!  ,r-=fニミ;;弍;;| :::::::::::::::l~゙'i
                                   l/ ,/ト、::l゙__゙ヾ::ii::|ヽ  ,/  .|:::illi:::゙ii/ |:::::::::::::::j¨゙ l
                  ――残念。          /⌒ヾ、|/`fト l ゙K);j .l'⌒''h.   K);;;;ッリ l:::::::::::::/ .ノ
                                 /‐-、 `iノ /'ヽ|、   ノ    ヾ、     ,/  |:::::::::::/=7゙
                                ./ 、. ヽ |゙V,_  l:::i、 ̄ 丶    ゙''ー-‐''  ,l::::::::::/|:;/
                                i  '゙ヽ_j-'   .|::::|.\   ‐-        ,,イ::::::::/ ,l/
                                ヽ    ヽ   jl:::::l.   ヽ、      , ''゙ /:::::::/゙`ヽ、
                                 ヽ、.     /ヽ::::|    ,,`=ー '''i´    /:;/レ'〉;:;:;:;:,.,\
                   _,..--――‐-、
                  ..:.:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`.:..                マハーナーマン
              /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.、               (摩訶摩男)
                 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
             /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
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              |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,i:.:.:ハ:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:、:.:.:.:.:.:.:. l
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             l:.:.:.:.:.:.:. l:. / l:.:l   i:.:.:/ |:.:.r 、 :.:i:.:.:: !
                 l:.i^i:.:.:.:ハ/_  ヽ!   l:./   !( ヽ \l:.:.:.'
                l:l l:.:.:.i ' _  ̄ ´ !:^ー‐'´\ \` 、      ……本当にな。 こんな結果になっちまうとは。
              !ハ ヽ:.l  `ー‐'     `‐-‐' \ \ \
                 ゝ j:.:l        i: r‐― - 、ヽ.   ヽ
                  _/ヽ: l         !.: ` ー,-、 ``    、
            ....:.:´:/:.:.:.i`!、       '.:     '.、‐:\       ヽ
          .....:.:´:.:.:.:.:/:.:.:.: l ヾ 、  r‐--っ /!:.:.:ヽ:.:`ヽ       ',
      ....:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:. l  \ヽ、. ̄ /  l::.:.:.:.:ヽ:.:.:.ヽ     i
  ....:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.l    〉‐、ー_.´〈  l:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:!     !-、

                    ヴァシュフ
                     (婆敷)





481 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:49:39.47 ID:eHywfGAo




                        /``‐-─、
                   __,, r''´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、
                   /:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
                  /: : : : : : |:i: .:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、:.:.:.:...ヘ
                 /:.:./:./:.::./^'ト:.:.:.:.:!.:.:.:.:..`、.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.|
               /〆!.:/.:/リ  !:l:.:.:.::ト;.:.:.:.:.`、.:.:.:!.:.:.:.:.:|
             ,z≠´ /.:.l:..:l ..,__ l:.|、:.:.:.! 、.:.:.:.:.`、.:.:.!.:l.:.:.:|
                  !.:.:|.:.:i ,,,__` !| `、:.|´\.:.:.:.`,.:.:.i'.:.:、ヽ
                 i.:.:.f.:r;.! イ升! ! `、!-f升、.:.:.!.:.:.|i.:.lヾ、   ……致し方ありません、ね。
                 |:./ i!l.:.l  ̄  /    ̄´ 7:.、!.:.:lノ.:l
                  レ  !:.:.l   /       !.:.:ソ.:./|:l
                     !:::.ト  .`____    i..:.i!.::/. リ
                     !..:! \ ヽ_/  /!.f/|/
   r- 、        ,-‐ ‐- 、_,,!i-'"i`i、  ‐  /_,,リ|ヘ、    _ . -‐ 、
   ヽ、 \__   /:::::::::::::::::::::::::/::;;;;| ヘ、 ー',, / i;;;;;ヽ`' ̄::::::::::::::::::::: ヘ      __
{ヽ、!゙`、.ゝr、  l`Y\:::::::::::::::::::::/:::::::::;i  rゝ"、    !;;::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::i  ,.、r-ィ'ヽ }ィヽ
.|  |  ll  Y´ l  !  ヽ-、  ::::::\:::_/! , '!::::::::入   /::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::,., ィ´f  i  l  i´ i l
.ヽ、゙、 ゙i  ヘ  |  i     ヽ::::r-‐'´:::::|/ l };:::::/ k. /i:、:::::::::_r':::::::::::::::, -‐ f | }  }´ l  ! ,! i
  `゙、. ヘ   `"ヘ `l_      !、_r 、::::::::l  Y:::::::l   V/ 、/::::::::::::::::r´    ! ! !  | ソ  .|' /
     `ー'‐―、_   !     //´:` 、i  /:::::::::|  /:::::::`` 、::::::::::rr|::::.....r'゙  |'´  /´ //

                      バッディヤ
                      (婆提梨迦)





482 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:52:08.15 ID:eHywfGAo




                         \
                         ヽ
                     ____ }
               _, -‐ 二 -―‐- 、`ヽ、_
             ィ=ー-、/        ヽ  `ヽ、
          , '´               \  \
         /       /       `ヽ   丶  ヽ
      , '⌒ /  /:  /   /! l       丶   ヽ   ',
      /  /// / /  / /  l  ヽ \     ハ    l
       〃 / l l  | l   ∨' ヽ ヽー-、   lヽ  l   l
.        !l l  | |   j_{ _,ノ \  l\`ー弋ニ T l  j |   |
.        !{ |  l l  l 乏≠ミ  \l  >fテ示ヾjl | ./ l  i l、
        ヽ ヽ .N ヽ l{i |ヘiii::l      lヘiii:::} i}| j∧リ.   i lヘ      うう、悲しいですぅ……
             \ヽ j小 と)_;ソ      r'_;;(つ/ イノ    ヽjハ
              `ト ハ ゚:::::::.  '   .:::::゚ __/‐<ヘ     ヽ ヽ
             l: 八   (⌒¨¨⌒ヽ 〃´ ̄`ヽ、ム      \ヽ
             ノ  l> 、 ´ ̄ `´ /      `ヘ       ヾ',
               /    l    {>ー <{        ∧  i     \
            l   /l    l    / l          / ∧ l        \
            |    l∧ ` ヽ _ /  l       // ヽ |ヽ、

                  アッサジ
                  (阿説示)





483 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:55:40.47 ID:eHywfGAo



                 ____  _____
                 .,、.:<::::::::::::::::::::::::::::::::`>.、
            ,.::':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ;`ヽ
              /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨:ト、
           /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨:}}、
            イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨::::',
.          く ;'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::lヽヾ、
.          l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l   〉 〉
        イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::l::i: イく
         く_l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::l::l .l; ヽ
         l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::l::::::::::::l::::::::::::::: l::l .l;、 ヽ     ・ ・ ・ ・
.         l:::i::::::::::::::::l:::::::::::::::::l:::::::::::::::l::::::::::::l::::::::::::::::l::L ハ__j
         l:::l:::::::::::::::::l::::::::::::::::l:::::::::::::::::l::::::::::::l::::::::::l::::l::: リ
          l:::|:::::::::::::::::l:::::::::::::::l::::::::::::::::: l::::::::::::l:::::::::l::::l::ノ
        l;:i!::::: |:::::::::l::::::::::::::l:::::::::::::::::::l::::::::j::j:::::::ノ:::ノリ
         iハ::::::l::::::::::i;::::::::::::|::|:::::::::::::::j::::::/:/::/ノノ
        ! ゞ:ヽ:::::::l:∨:::::::l::l:::::::::::::イ:::::イ/::/ノ:く
       ,イ:::|:.\ヾ;:::!: ∨::::从:::::/:/:/∧/:::::/ :`ゝ
      ,イ: :l:::::l: : : : : ヾ: : )ノ: : ∨: :/: :/: :./:::/.: :/ `ヽ
.      / i: : |:::::!: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,'::::,': : :l     ヽ
    / : :!::: !: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ;:::::;: : : l       }


     5人は、ただやる夫に背を向け、ムリガダーヴァ(鹿野苑)の苦行林へと去って行った。





484 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 00:56:45.74 ID:xKQ02cE0

そういや、彼らはどんな苦行を行っていたのかな?


>>484
描写の都合で省略しておりますが
彼らも釈迦同様の苦行を行ったと伝えられています。
ですから、彼らから見れば自分たちが苦行してる原因が
まっさきに「いち抜け!」をやらかした状態でして……





485 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:57:37.50 ID:eHywfGAo







                              ____
                            /      \
                          / ─    ─ \
                         /   (ー)  (ー)  \
                           |      (__人__)     |
                         \     `⌒´    ,/
                         /     ー‐    \


                  やる夫は、彼らに対して言い訳をしなかった。

                     ただただ、黙って彼らを見送り――








486 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:58:31.50 ID:eHywfGAo

; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.; ;ヾ ; ;ゞ ;
ゞ:ヾヾ.: ; ;ヾ ; ; :ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ   `
,,ヾ ;";ヾ; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ "ゞ;ゞ      `
; ;ゞ ;" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "" ゛;"; ゞ:.  ゛    `   `
" ;ヾヾ ; ; ヾ ;ゞゞ; ;ゞ ;" "ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;
ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ;ゞゞ.;;.ッ ィ゛ ;;
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;;ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ;;; "ゞ;      `
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;;  ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ;
:ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;:_/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;""ゞ;.
"ゞ ; ;";;;;""ゞヾ:;;_;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;        `
 ;;;;;; ; ;ゞ;;ノ;ノ″     `         `
:;;; ;;;;.....:::/    `
;....;;;::::;i;..ii|            `       `               `
:::: ;;;..;.ii:i|    `
::..;;;.::.. :ii| `                   `
;....;;;::::;i;..ii|     `                   ____       `
:::: ;;;..;.ii:i|                       /     \
::..;;;.::.. :ii|                     / ―   ― \            `
:::.::;.;;;.:i;:iii|                     /  (ー)   (ー)  \
:;;.:. ..;;.ii;i|  `  `         `     | U    (__人__)    u |
;;;....;;::;...;;ii|                 \ u   `⌒´     /    `
::;...;;:..;i...iii|                  r´、___∩∩__,  /
;....;;;::::;i;..ii|                 \__ ´人 ` _ノ
:::: ;;;..;.ii:i|                    |   ̄   ̄  |
::..;;;.::.. :ii|         `      _,-'"     ,--、  "ー-、_         `
:::.::;.;;;.:i;:iii|              / /  ー―'⌒ヽ  `      〉 ヽ
:;;.:. ..;;.ii;i|            /´\ \____,/` -――一' -`/\
;;;....;;::;...;;ii|               ∧   >-――-v――-――-へ〈  .:::',
::;...;;:..;i...iii|              /::.;  :.;"`7   /::`         \:.::/:
;;;....;;::;...;;ii|          /       \|      、 ,  ____Y ::|
::;...;;:..;i...ヾ\         〈 ::>、  -<: : : : : : : ___」_./>: : : : : : : : : :|/
::;...;;:..;i...::ヽ::::\_


         そして彼はアサッタハ樹の下、岩上に禅を組み、深い思索に耽りはじめた。

     苦行からの脱却を決意し、乳粥によって力を得た今、彼の思考は生涯でもっとも冴えていた。





487 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:59:42.28 ID:eHywfGAo





         目には舞い散る木の葉。


                              耳には静かな川のせせらぎ。




            足元からは、ひんやりと硬い岩の感触。








           不思議なほどに鮮明なそれらの景色の中――





488 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:01:34.84 ID:eHywfGAo












      のちの歴史に二千年を越えて刻まれる、“たった一人の思索”が始まった――










                                              【 解説へ続く 】





491 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 01:05:09.97 ID:iRk9KlQo

「解脱に続く」に見えたw


>>491
き、きさま!
人が「やろうかな……で、でも安直すぎるかな……」と悩んだ末に回避したネタをぉぉぉ!!





489 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:03:57.25 ID:eHywfGAo


   ○以降、解説など


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \      解説と言いつつ、まず個人的な感想を述べることを許して欲しい。
 |    ( ー)(ー)
. |     (__人__)
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }
.  ヽ        }                “――これは、凄いことだ。”
   ヽ     ノ
    i⌒\ ,__(‐- 、
    l \ 巛ー─;\
    | `ヽ-‐ーく_)
.    |      l        始めて釈迦の人生、仏教の歴史について触れた時の俺の感想だ。





490 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:05:01.64 ID:eHywfGAo




                ̄    、
            ´          \
     /                ヽ           “ たった一人の思索 ”
      /           、_  ヽ
    '               ` 、ヽ
    l              ,‐-,.._ ゞ
.   l              l 弋心 l    と、俺なりに表現させて貰ったが、
.    l              冫.ー く
   l               l    ノ!             つまり、言ってしまえばそれだけのものだ。
   l               `ー‐ f r'
   l                  ノ'
   !                     /
   ,'                   /         事によればあっという間に消えてしまう、とても儚い――
 ̄ `ー -               /
        `  、        /
:.:.:.:.:.:...        、      /
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..      .:.:ヽ _ ´     その、“それだけのもの”が二千年を越えてなお多くの人に影響を与えて、
ー- :.:.:.:.:.:.:.:..   ..:.:.:.:.:.:ヽ
    ` 、:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
       、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\       今もなお、こうしてそれを描く俺や、興味をもって読んで下さる人がいる。
       ..:.`:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
      ..:.:.:.:.:.:.:.`:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./





492 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:05:40.95 ID:eHywfGAo




              ‐――――‐‐ 、
         /           \
       /              \
.       /                 ヽ    皆さん、人生や生死については一度ならず、
      /                     i
      |  二二二二 三 二二二二    i
      |   ― ― ― == ― ― ― ‐  |      多かれ少なかれの思索を巡らせたことはあるだろう。
      l   ___ ノ     ^ー―-   |
        l   /     ヾ≧=≦Y    ヽ   l
      !  | {:::::::} | }llllllll{ | {::::::} |   l
      l.  ヽ ,  彡!!!!!!ゞミ、    /   '
        ',   /    |    ヽ    /      ……自分のその考えが、二千年後の誰かに受け止められる。
       ヽ  ゝ _ /\ _ ノ     /
        ヽ   ` ー―― ´    ∧__
         \            / / 〉::`丶、           そんなことが、想像できるだろうか?
         /\         /  / /::::::::::::::丶、
        /:::::l  ー――‐ ´  / /:::::::::::::::::::::::`丶 _
     -‐::::::::::::::l        /  /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::





493 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:06:27.01 ID:eHywfGAo




   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ー)(ー)
. |     (__人__)            “――これは、凄いことだ。”
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ    やる夫の悟りの内容に入る前に、そんな感動を、なんとなく知ってもらいたくなってな。
    i⌒\ ,__(‐- 、
    l \ 巛ー─;\          つい語ってしまった、御目汚し失礼。
    | `ヽ-‐ーく_)
.    |      l





494 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:07:41.75 ID:eHywfGAo




      /}
     _ !l ,.- 、
    //|| ̄ `ヽ⌒',
  / /  ヘ入ヽ  ∨
  !|  //ー, \, }    ……ここからあと1、2回でもう、やる夫も悟りを得て、
  l  .// ○  ○{
   \(⌒リ"  △"ノ
    {こ.フ>、ー,.イ               そしたら「目覚めた人になるようです」も終了かしらー……
   〈二}/  ∞Y_〉
    └ 〉  ハ〈┘
       /     ヘ


                                              / ̄ ̄\
                                            /  ヽ、_  \
                                           (●)(● )   |
         ま、それまでは精一杯解説を務めるとするだろ。     (__人__)     |
                                           (          |
                                       .    {          |
                                           ⊂ ヽ∩     く
                                            | '、_ \ /  )
                                            |  |_\  “ ./
                                            ヽ、 __\_/





495 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:08:23.53 ID:eHywfGAo




           ━━━━━━━━━━━━━━━
              「無記」ということについて
           ━━━━━━━━━━━━━━━


               /7
                 //
             //
       __    //
.    /ノ ヽ\ .//
.   / (●)(●〉/     さて今回だが――これは悟りに入るにあたり、
.  l    (__人_,//l
   |    `⌒// ノ     少し聞いておいてほしい注意事項だ。
   l       // ./
.   ヽ r-‐''7/)/       この後、やる夫は悟りを得るが、
    / と'_{'´ヽ
    /  _.、__〉 ト,      彼は形而上学的な問題について答えを出したわけじゃない。
    {  、__}  |.i
    ヽ _,.フ  .|.|





496 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:09:00.64 ID:eHywfGAo




            ノ  ヽー- 、
           , '´ ヾ  ヽ  , '-
       /     入...   |  ` ´ ヽ
       '::.    /  \:::::. ヒィ秘)、./
      /:::   l/ - ─ '  `'ヽ\ __ン
      i::::   /   ○     \ヽヾ|   形而上学的?
      Y⌒V          ○  | /
       { ノ          '     j/
     r ーノ     ,. - 、 _      ノ      具体的に言って欲しいかしら。
    /   _ノゝ 、      ⌒_, ヘ
    !∠´    ト`_二_ 二.イ:::::::: |
     iヽ::::\   ノ{::::,ィ:::j::ヽ `>-<
    ゝ_ ` ´   | |` |:::! !::|`| {:::::::.ノ
       ∧    | |. `´ `´│ フ´
      / |"  | \   イ │
     /  |:   |   ` '´ │ "|
    '   |:   |      |  |




        語弊を恐れず、簡潔に言おう。
                                                 / ̄ ̄\
                                               /  ヽ、_  \
     “死後の世界はあるのか、それともないのか”                (●)(● )   |
                                                  (__人__)     |
                                                  (          |
      “存在とは果たして何か?”                           {          |
                           “価値とは?”           ⊂ ヽ∩     く
                                               | '、_ \ /  )
                                               |  |_\  “ ./
        この手の、延々やっても答えの出ない問題だと思ってくれ。   ヽ、 __\_/





497 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:09:57.33 ID:eHywfGAo




    この手の問答に関しては、のちのやる夫は“ある”とも“ない”とも断言しない。

      基本的に関与しない――つまり、「無記」の立場を取っている。



                  ____
                /      \
              / ─    ─ \
             /   (ー)  (ー)  \
               |      (__人__)     |        ・ ・ ・ ・
             \     `⌒´    ,/
             /     ー‐    \




     ウィトゲンシュタインの生まれる二千年以上前に、もう、

           「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」を地でいっているわけだな。





498 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:10:42.48 ID:eHywfGAo




      / ̄ ̄\ ( ;;;;(
    / ._ノ  ヽ、\) ;;;;)     ゆえに、もしそういった疑問への答えをやる夫に求めているならば、
    |  (●)(●)/;;/
    |  (__人__)l;;,´|
    | ./´ニト━・' .l           すまんが読むのをやめるか、考えを変えた方がいい。
    | .l _ニソ    }
     /ヽ、_ノ    /
    __/  /    ノ__        その問題に対する確かな答えはここにはないし、恐らくどこにもない。
  / /  /       `ヽ.
  /´  ./       ,.  ヽ.
  ト、_,/.       |、  ヽ
   |         |/  /


                                             ,〔       < /  ,.-r‐、. `゙<}
                                          / \  `ー {|v‐fi、{薔}i   ,l}
                                             i    7ー--、 ヾヘ二ニ!\∠}
                                             !   ,/    `゙ー\,,..-‐'"  !
        分かったかしらー……                       ',  ,/ ,..-‐    ー‐`゙ー-、  |
                                             ! ,/  ,.- 、     ィ´;;;`ヽ,!,-、 !
                                            レi /ト;;;;i.j.     弋z_ ノ i リ′
    あれ? でも、だとするとやる夫の悟ることって何かしら?  ⊂ ヾ! 弋zノ  、   ` ´  .!ノ
                                          ⊂ i ト、          /! ̄`) __
                                             ヾ >   、⌒ヽ ィ'i-r==ニニ´
                                             /  _〕ー rァ、イ‐-〔_,,.-―|


.

499 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:14:33.89 ID:eHywfGAo




    奴が何度も言っている通り、 “ 苦から脱却する方法 ” だ。              / ̄ ̄\
                                                  );; ;; )  /  ヽ     \
                                                (;; ;; ( (─)(─ )    |
                                                   \;;゙i (__人__)       |
  時を経て美化された点もあるんだろうが、やる夫は目的に対してブレがない。 `,;;l   }        |
                                                  '・━(!、 ∩     /_
                                                         `!、_ \    \
                                                      │   \. \ /   )
    形而上学的な論争を好む奴を、あっさり片付けた逸話なんかも残っている。    |  |___\ ″ /
                                                          ヽ ___\_/




      /}
     _ !l ,.- 、
    //|| ̄ `ヽ⌒',
  / /  ヘ入ヽ  ∨
  !|  //ー, \, }
  l  .// ○  ○{   か、片付けた?
   \(⌒リ"u д"ノ
    {こ.フ>、ー,.イ
   〈二}/  ∞Y_〉
    └ 〉  ハ〈┘
       /     ヘ





500 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:16:10.48 ID:eHywfGAo




                   ( ヽ、
                __\ \
                <__ \ \
             /<__ \ \ ヘ /⌒/
            ./  └--ミ ヽ、\ - \ |
.          , '′ ⌒ヽ,__ノ丶  -     |
          /  ( ● >、  、( \        !
        /   , `'''"   _, \_ヽ     {
       ./    {   ,   ( \)、ヘ      > 、      おう。 「毒矢の例え」って短い逸話があってな。
       |    ゝ-イ    `''" ./ \   ∠/ヽヘ
     ,.-/|     ゞニ>一′  ./    \(⌒)   ノ \
   / | \ヽ          ./       .ヾ、 /    \    やる夫の「無記」の姿勢を示す話だ。
 ̄<   !  `\      /___    \/ \(
_ \   !    > ー-- イ  \_    ̄ ̄\_\
!  ̄ ̄ ヽ /{  )\ |   ∠       ノ)ヽ、
       \ /⌒\ 〉   ̄ /       / >\
         \ い /     /       //ノ
          \ /     /       / / ̄





501 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:17:07.32 ID:eHywfGAo




    やる夫が悟った後のこと。 マールンクヤという、理屈っぽい若い弟子がいた。



          ____
        /     \      世の中には分からないことがたくさんあります。
      / ⌒   ⌒ \
     /   (●)  (●)  \
    |      __´___     |     ――なんとかして、はっきりさせたいですねぇ。
    \      `ー'´    /




           ということで彼は、疑問を師匠のやる夫にぶつけることにした。





502 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:20:02.67 ID:eHywfGAo




1.世の中は常住なるものか、それとも無常なるものか

2.世界に果てがあるのかないのか

3.霊魂と身体は同一か同一でないのか

4.死後の世界は存在するのかしないのか



            ____
           /     \
          /  \   /\    疑問にとらわれ修行がままなりません!
        /   (●)  (●) \
      |         ´     |          どうかこれらについてお教えください!
      \       ⌒    /
    / ̄ ̄ヽ           \
   (「    `rノ          \    やる夫さまのお考えさえ知れれば、そのように修行いたします!
    ヽ   ノ              \
     |   |             「\   \





503 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:20:31.45 ID:eHywfGAo




            これに対しやる夫は――



          ____
         / \  /\
       / (ー)  (ー)\
    /   ⌒(__人__)⌒ \  世の中は常住なるものか、それとも無常なるものか。(キリッ
    |      |r┬-|    |
     \     `ー'´   /
    ノ            \
  /´               ヽ
 |    l              \
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))





504 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:20:57.52 ID:eHywfGAo



          ____
        /_ノ  ヽ、_\
 ミ ミ ミ  o゚((●)) ((●))゚o       ミ ミ ミ     だっておwwwwwwwwwwwwwwww
/⌒)⌒)⌒) :::::⌒(__人__)⌒:::\      /⌒)⌒)⌒)
| / / /      |r┬-|    |   (⌒)/ / / //       中二wwwwwwwwww乙wwwwwwwwwwwwwwwwww
| :::::::::::(⌒).    | |  |   /    ゝ  ::::::::::/
|      .ノ     | |  |   \   /  )  /
ヽ    /     `ー'´      ヽ /    /
 |    |   l||l 从人 l||l      l||l 从人 l||l       バ
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、       ン
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))  バ
                               ン


              と、返したかは定かではないが――





505 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:21:39.25 ID:eHywfGAo




    彼は、このような例え話を語ったといわれる。




                       ∧∧ グ…!
                  (д゚il )
                  と[::::::ヽ――く 三二―
                   ノ;;;;;;;;;;ゝ
                    し ヽ)




    「ある人が毒矢に射られたとするお。もちろん、すぐに治療しなければならないお。」





506 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:22:05.70 ID:eHywfGAo




   「けど医者にかかる前に、一体この毒矢を射た人は誰か? どんな名前の人か?

     身長は? どんな顔の人? どこに住んでた? どんな弓で射た? どんな矢じりがついていた?

                                                なんつって延々考えてたら――」




                  ( ??? )
                     O
                     o
                 ∧∧ 。
                (゚д゙il)
                     i∞[:::ヽ――く
                (0;;;と[;;;ゝ;::;)
                  ヽ;:;:;:;:;ノ ドクドク…





507 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:22:43.87 ID:eHywfGAo




      「そいつは間違いなく死んじまうお。 どう考えてもバカだお。」




                       ∧   ?
                  (゚々。>
                  ( ∞ )
                   )/
                   (
                 ∧∧)
                (д il)
                     i∞[:::ヽ――く
                (0;;;と[;;;ゝ;::;)
                  ヽ;:;:;:;:;ノ





508 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:23:27.79 ID:eHywfGAo




         「 そいつがするべき行動はもちろん、 」




                       ∧∧ グ…!
                  (il 。。)
                   /::]GG――く
                   /;;;;;;;;;;ゝ
                  (_/`J





509 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:23:54.78 ID:eHywfGAo




          「 さっさと矢を抜き捨てることだお。 」




                       ∧∧ ッ…!
                  (il 。。)つ  ,.;くl―――く
                   /::::]つ彡;;'`
                   /;;;;;;;;;;ゝ
                  (_/`J





510 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:24:42.49 ID:eHywfGAo



         ____
         / _ノ ヽ_\    それと同じだお。
.     / (ー)  (ー)\
    l^l^ln  ⌒(__人__)⌒ \    そんな問いに答えた所で、苦しみがなくなるわけじゃねーお。
    ヽ   L   |r┬-|    |
     ゝ  ノ  `ー‐'    /    そして、その問題になんらかの見解を持ったって、苦しみは今、現にあるお。
   /   /         \
  /   /            \
. /    /         -一'''''''ー-、     ――やる夫は今、それらの苦しみを越えることを説いてるんだお?
人__ノ        (⌒_(⌒)⌒)⌒))





511 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:26:29.60 ID:eHywfGAo




       / ̄ ̄ ̄ \
      /  ─    ─\     悟りに達すれば、そのへん自然と気にならなくなるもんだお。
    /    (ー)  (ー) \
    |       (__人__)   |
    \      ` ⌒´   /     「やる夫が触れなかったこと」は、「触れなかったこと」として、
      / ヽノ   ⌒\__
     / |      \___)⌒\        そのまんま言い伝えておいてもらえるとありがてーお。
     ` ̄\ \     -''' ⌒(___)
         \         /\ \__
           ` ―─―─´   ヽ___)





512 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:28:28.21 ID:eHywfGAo




           と、まぁこんな具合だ。


                       仏教が「神を持たない宗教」と言われる由縁でもあるな。




                             , ――-、
                            /       .:\
                               / __     .::|                         ,.-、
                           ∨     ヽ ....:::/                     _,.、/:∠_
  ___, - 、             __,. -――<二二二>≦――-,、           ,. ‐'´::::ヽ:.:.:.:.:二ニヽ
 ゙ーァ:.:.:|::::::::`` ―- 、、    _r:'Ti::、:::::::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::/:ハ、       ,. ‐'´:::::::::::::::::|‐--―一'
 /:_,:.:.,|::::::::::::::::::::::::::::``ー-‐'´:::::::ヾ', '、::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::://:ィ::`>―‐-- ‐'´::::::::::::::::::,. - '
 '-´一'´`ー- 、、:::::::::::::::::::::::::::::::`丶:ヾ}}:::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::/:'シ ':/::::::::::::::::::::::::::::::::,. ‐ '´
          `` ‐- 、_::::::::::_,. -‐``^ヾ::::::::::::::::::::〈:::::::::::::::::::::::::fr‐ '<-_::::::::::::::::::::_,. ‐'´
               ` ̄      /:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::〈     `'-一''"´





514 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:34:13.92 ID:eHywfGAo




               ,.'´  ,rー≧~~~`ヽ
         <´: : : : : : :{ (⌒~'⌒ヽ.ム
.           ,へ : : : : : :{ レ‐{薔}ニ].}
         l: : :i`゙ー- 、_ゝ、,く_l::!、∨ノ
         '; : :! __  `゙=‐l::lハ:;〉
.            '; :ハ,.-r.、`  ´ゞ' 7/)ヽ     なるほど。
           〃八. ゞ'   ,   /'⌒ヽ
             ゙ '⌒ヽ、rvy.、_ィ_ |=シ      そういうのを、否定も肯定もしないのがやる夫の仏教なのかしらー。
           ヾ,-‐{y′ ´r‐'ヽ. ラ-、
           ∧ラ ヽ、 ヽ.、-.!、  ヽ
          .ハ └' r'7   { ヾ;j .!   ハ
          i    {. ヽ バYヾ!|    }
          :、  ノ ヽ∨. ', }、. |    〈-┐
             >介1   ヽヽ l.}v',.>   ハニ.、
           `1/<    ゙iゝ}´     ,}、}}
          //- {`て ̄ ̄´    ,. へlj`
           `  >、 ヽ      /    \
            /ヽj_!、,、\_ _ ,人      \





515 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:37:14.53 ID:eHywfGAo




                ―― 、
             / 〉 ´      \
            / /'  __ ノ   ゝ.__ ヽ
         / //〉  ( ー) (ー )  l     やる夫の仏教、か。
          l  ´ イl   (___人___)  l
.        l    iYl    ` ⌒ ´   l          ――良い表現だろ、常識的に考えて。
.       /   ハ !.!          !
.        /  /  ' ヽ           /
       l   // 、ゝ       / ヽ_        仏教というのは受容性の高い宗教だ。
      ´` ー‐ '`./  `ー、  ,-´  /   \
.     i      ii   / `:.i   i´ヽ.  /     `  、     さまざまな宗教、思想の影響を受け、地域ごとの変質も多い。
.     , 'l     l.!  /   l   ! ハ /        \
    / ,:|     | ヽ/   !_'   V       ,  ,    ヽ
.  / / l     |     /:.:.:.:ヽ       / /  /  i
.  !/  !      l\.   i:.:.:.:.:.:.i      / /  /   l
  /        !  ヽ.  !:.:.:.:.:. !      ´   !  /     !





516 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:38:08.33 ID:eHywfGAo




                 / ̄ ̄\
               / _ノ    .\     _,,    やる夫の言葉を信じるのはいい。
               | ( ●) (●) |.      l;l
              . |   (__人__)  |  _,_,|,|_,
                |   ` ⌒´  |, ト-=y  丶   だが、「やる夫の言葉」に惑わされて、
              .  |         }  ヽ `i, ̄‐^l
              .  ヽ        }   ヾ~ `  i,     目の前に居る相手の信仰を否定するようなことは、
                 ヽ     ノ _   ヽ、   ;i,
                ,,_,i     y,ソト,,__  ヽ、   ;i,            まかり間違ってもしないで欲しいと俺は思う。
               ,/r-'"j  / / ii, `ヽ、-x,,゜r  ;i
            ,,/'/__.L、    /ヾ、"i   `ヽ `;i  i,
          ,/  /_iーヘ,ヽ、 , /i" ヽ、 i     `、'i   iヽ、  ……また近いうちに次の話を用意しよう。
         _,) ヽ "   ネメ、_ii"~        _Yri   l, ヽ、
        _,,,>t 、ヾ、    ゞ;;/         /  ,¬    V⌒l                読んでくれれば嬉しく思う。
       ,y`;,,__   ,i     /ii'         / r-/|    l l
    _/^,,,  ヘ  l    /iil        /  l"v' y     }  l
 v=4⌒ヽ、 j  --,,,if   /iii|       ,,  〈-ヘ_,、 <、    /  i|      気の利いたオチもないが、ではまた。


                                               【 第七話へ続く 】





517 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 01:39:44.83 ID:eHywfGAo

お風呂に入りそびれたので、すみませんが少し入ってきます。
質問や疑問、異議や指摘などありましたら、後ほどまとめて対応させて頂きます。

すぐ戻ります、失礼しますね。





521 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 01:53:55.76 ID:OKFOio2o







519 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 01:42:16.74 ID:0ii/yX.o

乙でした





527 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 03:22:41.57 ID:QA3qolwo

乙でした





518 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 01:40:15.97 ID:iRk9KlQo

お疲れ様でした





522 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 02:03:30.10 ID:a1/vTLEo

ウィトゲンシュタインについての言及がありましたが
やっぱり宗派内で哲学や宗教史などの勉強会が行われてるんでしょうか?


>>522
私の場合は個人的に、人文学方面の学士を、
なんというか一応取らせていただいてまして。
仏教関係ない大学に通っていたのですが、
そちらで方で文化人類学、考古学、生命倫理、哲学あたりを勉強いたしました。

仏教の各宗派内、あるいは宗派をまたいでの勉強会も探せば各所には存在するのですが、
アクセスの問題で田舎住まいの人間が参加しようと思うと、
やはり金銭的にも時間的にも覚悟が必要です。
レアケースとして、新幹線で毎週通うレベルの熱心な方もいらっしゃいますが……

そちら方面に関心のある僧侶は、
勉強会等に参加するよりも本などから学んでいるケースが多いかと。私も含めて。





526 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 02:49:42.47 ID:iRk9KlQo

そう言えば日本の仏教では衆道系の話がザクザク出てきますが
あちらの方ではどうなんでしょう?


>>526
日本だと男色は、西洋的な倫理規範が入ってくるまでは性愛の一形態でしたし、
割とおおっぴらにそれを許容するような文化や習慣も生まれていますが――

インド方面だと、もうちょっと控えめというか世間体を憚るというか、そんな具合なのでしょうか。
私の知る限りではあまりホモセクシャルそのものを容認する文化の話は聞きません。

ただ、別にホモがいないわけではないです。
バックパッカーがガチムチ兄貴に尻なでられたとか、
アッー!! な喘ぎ声を隣から聞いたとか、そういう話よくありますし。

近年の行動遺伝学の知見だと、
ホモセクシャルは文化的要因のほか、遺伝的要因も絡んでいるそうですから、つまり、


            \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
         ../::::::::::::::::::::::::、::::::::::::::::::::::::::::::
あ     ホ  ヽ:::::::::::::::::::::::::ヽ、,:::::::::::::::::::::::::
り  国   モ   〉∧i i゙i .|l, 、ヽ斗l' ヽ::::::::::::::
ま  な  が  /`トl、{.ヽ.l!、 イ℃)ヽ,i::::::::::::
せ  ん   い  >! (℃}`ヽ ヽ!"´´ ヽ l,:::::::::::
ん  か   な  l 、 "///  ////// u |:::::::::
!!!!      い   i /// ヽ  ._....-- 、.  !::::::::
        v-"!、u . .r‐''''"゛     l .il:::::::::
.、., i〟 .、 ,,/ヽl::::::::`-..、'!、      /・/ l::::::::
    ! ./ `'".!::::::::::::::::::::`''!-ii=--;;'''".ノ  |:::::::::
   ″   !:::::::::::::::::::::::::::::::::`"''ァ'"゛'., ー''│:::::
       ,!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/]、,/   l::::::::
      /:::::::::::::::::::::::::::::::::,,イ ,l'"    ,!::::::::


ギリシャや日本みたいにおおっぴらにやるか、
あくまでアンダーグラウンドの性癖として続くかの違いですね。

古代のインド仏教教団でも、
僧伽(サンガ。僧侶の集団)の中で僧侶が尼さんを強姦する事件があり、
やったほうは当然ながら僧伽追放喰らってる、といった事件もあります。

ですから男色も、表に出ていないだけで
まったくゼロではなかったんではないかなーとは思います。





523 名前:文 ◆Civ.a/bGUo [] 投稿日:2010/09/26(日) 02:04:38.72 ID:eHywfGAo

お風呂上がりのココアプロテインは、やっぱり美味しいですねー。





524 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 02:07:59.43 ID:iRk9KlQo

ガチムチ僧侶・・・だと?


>>524
BMIは痩せ~普通程度で、ガチムチではありません。
軽くウェイトトレーニングもしていますが、
ウェイト板でいう所のクソガリというやつです。

それはそれとして、おう早く四つん這いになれよ。





528 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 10:04:03.95 ID:7znv12wo

この僧侶、妻帯のくせに衆道にまで・・・





529 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 10:11:46.21 ID:s8c6hjIo

これをテラ理不尽という










投稿日 : 2010/09/26 | カテゴリ : ゴータマ・シッダールタ | コメント数 : 10
■コメント一覧
  • No.5855 名前:麗しのアベノミクス 投稿日:2010年09月27日 00:31 [ edit ]

    スパイ経済の人自重www>寺理不尽



  • No.5864 名前:麗しのアベノミクス 投稿日:2010年09月27日 01:24 [ edit ]

    漱石に「生まれる前に何をしていたか」考えさせた禅宗は中二乙ってこと?



  • No.5871 名前:麗しのアベノミクス 投稿日:2010年09月27日 03:54 [ edit ]

    なんてCivやりたくなるスレなんだちくしょうめ



  • No.5893 名前:麗しのアベノミクス 投稿日:2010年09月27日 13:28 [ edit ]

    逸話に突っ込むのも何だが
    餓死寸前といいつつも、破戒するか否かであれこれ考えを巡らせていられるんだから、まだまだ余裕だなw



  • No.5896 名前:麗しのアベノミクス 投稿日:2010年09月27日 18:05 [ edit ]

    >>ためらい

    高位の人間が下賎の人間から食べ物をもらうこと自体が大変な穢れだ、って読んだことあるんだが。



  • No.5974 名前:麗しのアベノミクス 投稿日:2010年09月29日 04:46 [ edit ]

    >>5
    干した洗濯物に下賤の人間の影が落ちただけでもその洗濯物は穢れたことになるってほどらしいから
    俗人はそういうのあるかもしれないけど、沙門が食べ物を貰うのはどの層からでもいいんじゃないのかな



  • No.8464 名前:麗しのアベノミクス 投稿日:2011年01月04日 08:25 [ edit ]

    >>2

    考えても無益なことをあえて考えさせて、無益であることに自分で気づかせるというパターンもある。
    結果として仏と同じ思考経路を辿らせるわけだな。



  • No.11860 名前:麗しのアベノミクス 投稿日:2011年06月17日 21:14 [ edit ]

    >>2
    どっちかというと
    「死んだ後どうなんのか不安すぎ」
    「そんなこと言って、産まれてくる前のことは不安じゃないのかよ」
    って話なんじゃないのか



  • No.12304 名前:麗しのアベノミクス 投稿日:2011年07月14日 21:50 [ edit ]

    「無記」って、ヴィトゲンシュタインのそれとは意味が違って、
    言わば「何も言わない事がまんま解答」だろうねこれ。
    禅問答みたいだと言われれば、みたいというより「そのもの」



  • No.19174 名前:麗しのアベノミクス 投稿日:2012年04月11日 06:24 [ edit ]

    作者さんの「“――これは、凄いことだ。”」って言うのは。
    かつて僕もお寺で坊さんの話聞いて思ったことです。
    人間一人が社会に積極的に関われるのはほんの数十年。
    しかも生まれてすぐには自我思想なく。
    老いてからは肉体的に限界が生じる。
    人参でも切るように、最初と最後を切り離したら。
    満足に全力を以て関われる身は間のことだけです。
    その数十年が数千年の時を越える。
    純粋な感動を覚えました。

    でもまぁ。
    僕はいわゆる凡夫なので、すごいな。いいなと思っても、真似は無理。
    なので、感動したその頃から延々物語を作るようになりました。



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